こんにちは、千一珈琲 岡部です。コーヒーの味は色々な要素で変わります。焙煎の仕方で変わるのはもちろんですが、ベースはやはり産地で決まります。私の焙煎は生豆の産地、標高を確認して、実物を見て嗅いでテスト焙煎して確認して本焙煎を決定します。コーヒー生豆が持っている本来の特徴を引き出してあげることが、重要だと思っています。
 その中で「品種」という要素もあります。標高や精製方式で隠れてしまうこともありますが、味を決める重要な要素です。当店で扱っている「深煎りクラシコ」のブルボン種は昔から栽培されている品種です。現在のブラジルの主力品種といえばカツーラやカツアイ、ムンドノーボ。なかなかブルボン種を栽培している農家は少ないのが現状です。しかし、カップした時の最後の最後の決め手で「カップの力強さ」を発揮するのはブルボンやティピカなどの昔の品種です。ブラジルの様に大規模に就農できる環境では、やはり商品の差別化が単価競争からの脱出に繋がる様です。

 ブルボン種を栽培することのリスクは「収穫量」写真はカツーラとブルボンの枝の様子。撮影場所はサン・ジョングランジ農園、。明らかに1本の枝の節の間隔が広いので、収穫量や管理の手間ははるかにかかります(実がついている方の写真はゲイシャ。間隔はもっと広い!)。それでも作るという事は市場のニーズがあるから、スペシャルティーコーヒーへの傾倒なのでしょうか。
 当店はというと、ブルボンを「深煎り」にしています。初めてスペシャルティーに触れる方も少なくないので、入りやすい深煎りにしています。「最高品質」のブルボンを丁寧にハンドピックして、雑味のないクリアーな味わいを毎朝の食卓でいただける「価格」で店頭に並べています。毎朝コーヒーがある食卓を増やせる様に、今日も丁寧にハンドピックです。