こんにちは、千一珈琲 岡部です。

今日は「挽き」について書いてみたいと思います。

皆さんはコーヒー自分で淹れる時、豆を挽きますか?コーヒーを飲むときには粉の状態にしてお湯を注ぐのに、「なぜ直前に挽くのか」です。当店もそうですが、多くのコーヒー屋さんは「豆」と「挽き」の両方で提供してる場合が多いです。粉と豆、それなりにメリットがあるから両方あるのだと思います。簡単に言うと、「劣化の速さと経済性」だと思います。劣化は皆さんの想像しているように、「粉にすると香りが逃げてしまう」「酸化するのが早くなり酸っぱくなる」「膨らまなくなる」になります。豆を粉砕することによって、空気に触れる面積が増え酸化が加速し、閉じ込められていたガス成分が外に一気に放出されることによって起きる現象です。コーヒー屋さんはそのことをよく知っていますが、「挽き売り」をしています。やはり、「挽く道具」がポットのようには普及していない為、ご要望にお答えして豆を挽いて販売しています。

当店のコーヒーミル

せっかくお買い上げ頂いたコーヒーなので、豆でも粉でも同じように美味しく召し上がって頂けるように、コーヒー屋さんの「挽く道具」もそれなりの物を使います。業務用はコーヒー豆の硬さに負けない回転力と耐久性が求められます。浅煎りのコーヒー豆を手挽きミルで挽くと時々硬くて回しづらいことがよくあります。なので、パワーが非常に要求される道具の一つになります。刃も粉砕する物もあれば切る物もあります。一般的にカットの方がメッシュ(粒度)が均一になり摩擦熱が出にくく香りが飛びにくいとも言われています。当店で使っているDitting KR805はカッティングミルでパワーもあります。Dittingはコーヒー屋さんが使うミルの中でもポピュラーです。とくにKFA-903とかはよく見かけます。当店が805を使う理由は「掃除のしやすさ」マイナスドライバー1本でネジ4本を外せば掃除ができるから。カティングミルに特徴的な「微粉」の掃除が簡単な為です。コーヒーを淹れるに付きまとう「掃除」。香りが重要な食品だからこそ「掃除」が重要だと言えるのだと思います。

ブラジルの手回しミル

ご家庭で「挽く」時に使うミル、よく「何がオススメですか」と聞かれます。私は手回しミルを勧めています、特にメーカーの指定はありません。淹れる直前に自分で挽く。「今日は苦かった、挽き目が細かったかな・・・」とか考えながら挽くのも楽しいと思います。機能的には、どれも十分な性能を持っています。それより、手回しなら値段も安いですし、掃除をするにしても身の回りの道具でなんとかなります。なにより淹れる直前に挽くのが重要。手軽で場所を取らない方が良いです。「電動のミルは」と聞かれますが、何台か試したことがありますが、富士珈機の「ミルっこ」以外はあまり変わらないように思えます。もし、今までコーヒーを粉で買って淹れていたら、自分で「挽いて」淹れてみてください。コーヒーの美味しさがさらに増すかもしれません。

本日も6時まで営業です。