いつも有難うございます。店主の岡部千信です。
千一珈琲は「自家焙煎コーヒー豆専門店」焼いたコーヒー豆の販売がメインのお店です。
2021年1月現在で、シングルオリジン21種類ブレンドが3種類あります。シングルオリジンとは単一の生産国、限定された地域で生産されたコーヒー豆になります。ブレンドコーヒーは幾つかの国や生産地をブレンド(混ぜて)ご提供しています。
千一珈琲のシングルオリジンとブレンドについて、もう少し詳しく話します。
- シングルオリジンコーヒー
千一珈琲のシングルオリジンはコーヒーの代表的な銘柄や流行りの風味のコーヒーを店主がセレクトしています。例えば、「モカ」と呼ばれるコーヒーはエチオピアもしくはイエメンのコーヒーを指します。当店では、イエメンのバーニマタルのナチュラル製法のコーヒー豆とエチオピアのイルガチェフェ地域の水洗式のコーヒー豆、同じくエチオピアのナチュラル製法のコーヒー豆と3つご用意していたりします。イエメンとエチオピアの水洗式コーヒー豆(ウォッシュト)は昔から飲まれているモカの銘柄です。エチオピアのナチュラルはスペシャルティーコーヒーの追い風で注目度が上がっているコーヒーになります。この様に、最近コーヒーに興味が湧いて色々試したい方や昔からコーヒーを楽しんでいる方まで幅広くご満足いただける様に心がけてセレクトしています。
- ブレンドコーヒー
ブレンドコーヒーは幾つかの産地の豆を混ぜて作るコーヒーです。目的は様々ですが、当店のブレンドコーヒーは一言でいうと「バランス重視」になります。シングルオリジンコーヒーは特徴的な風味が際立って感じられますが、ブレンドはどちらかというと調子、軽めとか深めとか中庸といった具合に仕上げています。あと、当店のブレンドコーヒーは「アフターミックス」といって、ブレンド前のシングルオリジンのコーヒーを適正焙煎で作ってからブレンドします。なのでシングルオリジン同様、コーヒー豆のポテンシャルを最大限に引き出した状態になっています。
シングルオリジンやブレンドのこだわりの他にもこだわって仕事をしている事があります。それは「ハンドピック」という作業です。
ハンドピックは簡単にいうと悪い豆や石とか木片などコーヒーでは無い物を手で弾いていく作業です。当店ではブルーマウンテンNo1以外は全て行います。どの様な作業かは過去に動画で撮影したので、興味のある方はご覧ください。
【余談】ブルーマウンテンNo1はなぜやらないのかですが、ブルーマウンテンNo1はジャマイカが国を上げて生産に取り組み格付けした最高品質のコーヒー豆です。なので、ハンドピックは不要な位の質の高い豆が来る事が前提になる為、あえてハンドピックはしていません。もしハンドピックが必要になるNo1であれば、それはもうNo1ではないと店主は思っております。
いかがでしたでしょうか。店頭に並んでいるコーヒー豆は店主が思いを込めてご紹介している豆ばかりです。いっぱい種類はありますが、どうぞ楽しんで選んでみてください。