原産国: ブラジル

産地: カパラオ(エスピリットサント州側)

品種: カツゥアイ・ヴェリメーリョ

プロファイル: 

ホワイトワインやマスカットのような芳醇な香りとほのかにベリー系も感じます。標高の高い土地で取れた、非常に熟度が高いコーヒー豆であることがよくわかる逸品です。収穫後、すぐ処理をするのではなく発酵させる手間をかけて精製しています。

オススメ:

午後のティータイム、フルーツケーキのお供に最適。バランスよくしっかりとした飲みごたえもあり、お魚料理ともよく合いそうです。


農園訪問記

カパラオ国立公園のそば

ブラジル ミナスジェライス州とエスピリット・サント州の界にカパラオ国立公園が広がっています。もっとも高いことろで標高2890mとブラジルでは珍しい高原地域です。ブラジルは赤道から離れている為、赤道直下の国々と違い、標高800m付近でも涼しく、良質なコーヒーが栽培できる環境にあります。

高標高地域のあだ

それに対して、カパラオでは1300mと500m程高い標高で栽培されており、標高が高いぶん、気温も低くコーヒーの木はゆっくりと成長していき、ブラジル国内の収穫時期の一番最後に収穫されます。以前は、ブラジル国内の品評会に出荷が間にあわず、幻のコーヒーとして一部の人に存在が知られていただけでした。ヴィラーダはそんなカパラオ地域のエスピリットサント州側で生産されています。

偶然から生まれた工程

特徴は、ブラジルコーヒーではあまりないマスカットの様なの芳醇な香り。秘密は、完熟のカツゥアイ・ヴェリメーリョを収穫後に発酵させる工程を入れている事。通常は、収穫後新鮮なうちにパルピング(皮むき工程)に移りますが、カパラオは共同で利用している皮むき機の順番待ちの為、すぐにパルピングできずプラスチックバックに入れて3~4日後してから行います。

発酵工程の難しさ

ブラジルの場合、すぐにパルピングしないとカビが発生し「リオ臭」の原因になりますが、冷涼な高地である為、欠点になる前ちょうど良いタイミングで作業を行えるとのことでした。この「発酵」という工程は現在注目されている工程で、コンテストの入賞豆の多くは発酵を取り入れているそうです。カパラオは、ブラジルで今まさに研究している「発酵」をすでに昔から行っています。ブラジルらしい「クッキー」や「トースト」「ローストアーモンド」「干し草」というフレーバとは違う、「チェリー」「マスカット」といったフレーバはこの工程から生み出されます。

目の届く範囲での経営

この様な発酵工程はコーヒー畑と家が隣接してしっかり目の行き届く環境でなければ実現でません。農園主のフェルナンド・メデイロスは、家族は3人で農園「シッチョ・ヴィラーダ」を営んでいます。農園を訪問した際、なかなか現れなかった彼に理由を尋ねると「山の向こうで雨が降りそうだったから、乾燥途中の豆にシートを被せていた」と、彼の真面目な一面が垣間見れました。父親は、コーヒーの木の風除けで植えているサトウキビで蒸留酒カサーシャを作っています。カサーシャを寝かしている樽を見せてもらった際、20年物のカサーシャを振舞ってもらいました。「あんたが作ったのかい」と尋ねると、「いや、先代が作ったカサーシャがあるのを忘れていただけだ」なんとも大らかな土地だろうと思いました。

日本の細やかさを受け継ぐ

このカパラオでスペシャルティーコーヒーに特化して精通しているセシーリャの存在を無視できません。彼女はCAから転身してカパラオにペンションをオープンさせました。ペンションはとても個性的で居ごごちが良く、料理もブラジルでは珍しく肉を使いません。コーヒーはもちろん自分で焙煎し、Qグレーダーの資格も持っている彼女のコーヒーは日頃焙煎している我々も太鼓判を押すほど美味しい。彼女は時折アドバイスをカパラオのコーヒー農家にすることもあるといいます。また、我々が訪問した際にも、気候や栽培についての情報を詳しく教えてくれます。彼女が居なければ、もしかしたらカパラオのコーヒーを私は見つける事が出来なかったかもしれません。私は彼女にとても感謝しています。


千一珈琲について

通りの奥

山形県鶴岡市の山王通り商店街、ワタトミの裏口にお店はあります。通りから一本入った静かな場所。お店の横には大正時代に建てられた蔵があり、鶴岡の歴史を感じられます。

心の恩師の言葉を胸に

自家焙煎のコーヒー屋さんは、今となっては珍しくありません。店主は「正しい珈琲を多くの人に飲んで頂きたい」との願いから、コーヒー豆専門のお店を静かなここ鶴岡に開きました。

すべては正しい珈琲のために

コーヒー豆の選別、焙煎はもちろん「自分の手」で一つ一つ行います。また、可能な限りコーヒー豆の栽培現場へ赴き「自分の目」で確かめます。


商品のご購入

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