こんにちは。千一珈琲 岡部です。
昨日、SCAJのカッピングセミナーに行ってまいりました。今までは東京で行うことがほとんどでしたが、都合がつかず名古屋のセミナーに参加してまいりました。雰囲気も異なりやや緊張しながらセミナーを受講しました。いつものように自分の舌と感覚を他のカッパーとキャリブレーションする目的は同じなのですが、今回は少し深く掘りさげて特定の項目についてコメントを頂いてきました。「クリーンカップ」と聞いて、すぐにピンと来る人はなかなかの珈琲通!普通はすぐにはわからない項目です。クリーンカップは透明感と言うべきか、簡単に言えば雑味がないカップである事を表します。よく、普通の水に砂糖を混ぜたものと泥水に砂糖を混ぜた物を、仮に飲んだ場合、両方とも甘いですが雑味は明らかに泥水の方があり、甘みを邪魔しています。したがって、クリーンカップであるか否かは大変重要な項目でもあります。他に、クリーンカップではない珈琲についてどうしてクリーンカップでないかを考えます。主に、コーヒーの木の状態が悪かったり、処理工程が悪かったりといった製品自体のクオリティーに問題がある可能性があると疑われます。つまりは、購入した生豆の良し悪しのバロメーターでもあるのです。もっと言うと生豆の管理が悪いと、どんどん曇ってクリーンカップではなくなってしまいます。クリーンカップは非常に重要な項目なのですね。