グァテマラ

グァテマラ
生産国:グァテマラ
生産地:アンティグア地区 パンチョイ渓谷
品種:ブルボン
標高:1650~2100メートル
製法:フルウォッシュ

【どんな印象?】
ウォールナッツの香りが最初に広がり、口に含むとグァテマラらしい輪郭のはっきりした透明感が感じられます。荒涼感の様な乾いたナッツの香りと雑味の無い味わいがグァテマラらしさを物語っています。まさに老舗農園らしい信頼と安心を体感できるコーヒーです。

【コーヒーを淹れるときは?】
マシンドリップでシャープに淹れても、ハンドドリップで丁寧に淹れても、持前のクリーンカップで美味しく仕上がります。湯温は85℃が理想で、湯温を少し上げるとシャープなタンニンの苦味が際立ちます。逆に湯温を下げると丸く口当たりの良いコーヒーに仕上がります。自分好みの味を見つけるのも楽しみの一つですね。

【グァテマラの印象は?】
グァテマラは火山が多く、標高が高い地域が広がっています。豊富な降雨量もあり、コーヒー栽培に適した環境が整っています。多くの堅実な水洗式コーヒーを産出し、コーヒー専門店にとっては欠かせない国の一つです。グァテマラコーヒーの香り高く、クリーンでスムースな風味に一度ハマると、その魅力から抜け出せなくなることでしょう

【酸味や苦味、コーヒー全体の印象は?】
機械化による後選別がきめ細やかで雑味がなく非常にクリーンな味わいです。そのため、淹れ方によらず安定した美味しいコーヒーが淹れられると思います。

【甘みや後味の印象は?】
後味はまさにスペシャルティーコーヒーのお手本のような、甘さの余韻で締めくくられる美味しさです。透明感とボディ感を例えると、シロップのような滑らかな口当たりと心地良い余韻が特徴的で、高く評価できる味わいです。グァテマラコーヒーの甘みと後味のバランスは、コーヒー愛好家にとっても魅力的なポイントだと言えます。

【どんな時にオススメ?】
いつもの定番のコーヒーとして、常備したいコーヒー豆だと思います。
カラメルビスケットのような軽いお菓子と一緒に楽しむことで、コーヒーブレイクの時間がさらに華やかなものになると思います。

【他のRPポイントは?】
1870年創業のフィラデルフィア農園。その一角の標高が高い区画がラ・クプラ農園となる。クプラとは屋根にある通気口で標高の一番高い位置にあるということでラ・クプラと名づけられている。標高2000メートルでのコーヒー栽培を拡張し、ブルボンだけでなく、カツーラ、ゲイシャ、マラカツーラ、パカマラ、タビ、ビジャサルチの栽培も始めている。

農園の麓はリゾート地になっていて、宿泊しながらコーヒー農園の見学ツアーにも参加出来きる。現在のマネージャー、ダニエル(将来の六代目)曰く、リゾート地の建物は彼の曾祖母が使っていたもので昔から変わらないという。
(アタカ通商 コメントより抜粋)

千一珈琲の店主