おはようございます。千一珈琲 岡部です。明日の夕方はいよいよナイトバザールのお豆販売会です。朝晩の冷え込みも一段と鮮明になってきて、コーヒーの美味しい季節がやってまいりました。是非この機会にご賞味頂ければと思います。
今日は、ブラジルでのコーヒー栽培について少し書きたいと思います。ブラジルは知っての通り、とても大きい国で、南端の州は雪が降りますし、南は知っての通りアマゾン地帯で色々な顔を持つ国です。コーヒーの産地も同じで、セラード地域は標高800m〜900mくらいで大きい山はなく、丘陵地隊が広がっています。マナウスやカパラオなどは、山岳地域で標高も1200m近くセラードとはまったく違う顔を持ちます。コーヒーの木もセラードでは機械で収穫する為、背が大きく高さも揃えています。一方、山岳地域は機械での収穫が難しく手摘みでの作業になる為、木の高さを低くしています。どちらも、セレージョ(熟したコーヒーチェリー)を効率良く収穫する為の工夫で、これが守られないとベルジ(未成熟豆)や収穫し損ねた豆がバクテリアに侵されてリオ臭(ヨード臭)の原因になり品質が低下します。今や品質管理の徹底は万国共通なんだなとつくづく感じました。