フレンチプレス

おはようございます。千一珈琲 岡部です。

今日はアレンジコーヒーと言うよりか淹れ方になりますが、フレンチプレスについて書いてみたいと思います。フレンチプレスの原理はいたってシンプルで、コーヒーの粉を淹れて、お湯を注ぎ、浮いている粉を押し下げ(プレス)飲むといった流れになります。シンプルが故にごまかしの効かないので、豆の良し悪しがよくわかります。

★ ポイント ★
・ポットは清潔にする
・淹れ方と蒸らし
・微粉とコーヒーオイル
・いつでも美味しいコーヒーを

〜 ポットは清潔に 〜
フレンチプレスには押し下げる棒の先に網が付いています。網がコーヒーの粉を下に押し下げてくれるのですが、この網に古いコーヒーの粉が付着していると、折角の美味しいコーヒーが台無しになってしまいます。また、フレンチプレスはコーヒーオイルも余すところなく抽出します。なので、容器内に付着したオイルも古くなると酸化して悪い臭いが出ることもあります。使い終わったら、洗剤で綺麗に洗いましょう。

〜 淹れ方と蒸らし 〜
私のフレンチプレスの淹れ方は、カッピングに近いです。違う点は、熱湯は注がない、アクを取らない点です。お湯はヤカンで沸かし、湯冷ましポットで90度程度まで落ち着かせます。次に、ペーパー挽きの粉を淹れて湯を注ぎます。お湯を注ぐ勢いで粉を攪拌させるつもりで注ぎます。注いだたら、4分そのままで待ちます。4分たったら蓋をセットして、プレスでゆっくり粉を押し下げます。

〜 微粉 〜
フレンチプレスでは細かいコーヒーの粉、微粉が少なからず出ます。細かい粉は雑味と捉えるかは人それぞれですが、フレンチプレスならではの副産物だと思います。微粉を抑えたいなら、粗めを茶こしなどで粉を落として、残った粉を淹れる方法もあります。また、粉はそこに溜まるので、そこの液体は飲まないやり方もあります。もし口当たりを重視するなら、ペーパーやネルなどを使った淹れ方の方が良いかもしれません。また、ペーパーなどで濾さない為、コーヒーオイルがダイレクトに感じられます。今回使ったマンデリンの様に、コヒーオイルが出た豆を使うとオイルに閉じ込められた香りを堪能できます。

〜 いつでも美味しいコーヒーを 〜
フレンチプレスは、粉にお湯を淹れるだけでできるため、携帯性にも優れています。写真にあるマグカップ型のフレンチプレスは東京で仕事をしていたころよく使っていました。給湯室で持参した粉を淹れ、ガス給湯器からお湯を注ぐ。もちろん飲んだ後はコーヒーがらがでますので給湯室のゴミ捨てネットに捨てる(目の細かいネットに捨ててください)。好きなコーヒーをいつでも手軽に楽しめるのが魅力ですね。

いかがでしたでしょうか。フレンチプレスの淹れ方はシンプルなのでいろいろな可能性を秘めています。マンデリンなど深めに焙煎した豆を使うとペーパーでは味わえない深みを感じられると思います。
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千一珈琲の店主