原産国:パプアニューギニア
生産者:政府機関”Coffee Industry Corporation LTD”
品種:ティピカ、他
収穫:21/22クロップ
プロファイル:
ナッツ、クルミの様なクリーミーで香味豊かな味。酸味控えめの焙煎で落ち着きのある上質なコーヒー。
オススメ:
クリーム系パスタの様な濃厚なランチの後にオススメです。是非ストレートで。
パプアニューギニア
オーストラリアの北方、赤道の真南に位置し、ニューギニア島の東半分と大小1万余の島々からなる諸島国家。ニューギニア島中央部には標高が4,000m級のウィルヘルム山を筆頭に高山地帯が広がる。熱帯気候とも相まって、場所によっては年間降雨量8,000mmにもなる。(データブック オブザ・ワールドから)
パプアニューギニアのコーヒー生産
以前、日本のコーヒーインポーターに話を聞いたところ、コーヒーの質に関しては非常に高いクオリティーを誇っているが、道路や倉庫、港などインフラ設備が脆弱で、折角の高品質なコーヒーをいかせていないと聞いたことがあります。今回のコーヒー豆は日本の兼松さんが現地の政府コーヒー機関(CIC)との共同で作ったコーヒー豆です。
”国の機関であるCICがお墨付きを出す以上、妥協したものを作ることは許されません。
カップを安定させるためにまずは外部団体に品質検査を委託、その基準をクリアした豆だけが第一段階として入札資格を受けることができます。
その後弊社でカップを行い、買付ロットを決するというダブル検査を経ることにより、品質を安定させております。
最高のカップを作り出すべく、弊社とCICで取り決めた厳格な数値面での「規格基準」もございます。
ⅠPSCグレード、Ⅱ 標高1500m以上、Ⅲ QグレーダーによるSCAカップスコア80点以上・・・etc
あえて取り組む輸出業者を決めうちせず、CICが主催する入札制度による買い付けとしたのは、CICと弊社のこの取り組みに賛同してくれる業者であれば誰でも公平に参加できる仕組みをつくりたかったためです。”
(兼松 CoffeeNetworkから抜粋)
このコーヒー豆の特徴
パプアニューギニアではティピカ系統の生産が多く、粒が大きく少し細長い、ツヤツヤした豆です。当店で以前扱っていたパプアニューギニアの豆も同じ様な特徴を持っていました。豆のツヤツヤはポリッシュ(生豆磨き)をしているのかなと思うぐらいです。焙煎時の煎りムラも少ないので、熟度は均一だと思います。口当たりはマイルド、クルミの様な優しいナッツ感はこの国のティピカ系統の特徴だと思っています。難点は、欠点豆特にプレット(黒豆)が混入している事。他のロースターさん達がコメントしていたのを見ると欠点豆込みの評価は値段相当だと思います。ただ、幸いにもプレットは生豆のハンドピックで取り除けるので、ルワンダなどの様な「ポテトカップ」やブラジルの「リオ臭豆」に比べると気が幾分楽です。いずれにせよ、豆のポテンシャルは高く、良い豆だと思います。
このコーヒー豆の焙煎
ナッツ感でクリーミーさを感じられる様、中深煎り(シティーローストの後半あたり)を目指して焙煎しています。2回目のハゼが始まる頃、豆の伸びが停止するあたりを基準にしています。仕上がった豆は良く伸び艶やかです。
価格:価格は100gあたりのお値段です。